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- プラン(TH-97-30-810-S)を左右反転させたもの 実際の画像
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- 元来の企画プラン1Fを反転させたもの(8*10) 変更後の1F(7*10)のプラン
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- 元来の企画プラン2Fを反転させてもの(8*10) 変更後の2F(7*10)のプラン
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私たちの希望する住宅の条件
- 転校せずにすむ(学区の変更が無い)こと
- 家族7人(息子4人・娘1人・夫婦)の部屋と、書斎兼書庫を確保すること。
- 高気密・高断熱・計画換気の住宅
- ほこりの立たない、冬でも快適な暖房設備があること。
- 1台半(ミニバン+軽自動車)分の駐車場を確保できること。
- 7〜10年ごとに必要と言われている外壁塗替が不要な外装にすること。
- どんなに小さくても、庭があること。
- 本体価格(附帯工事・諸費用別)を坪単価45万円以内におさえること。
計画する段階で固まってきた仕様・更に加わった希望
- 総煉瓦・焼き瓦の採用
- 温水パネルヒーターの採用
- マルチエアコンの設置(公庫融資対象)
- 時間帯別料金を用いた電気温水器の設置(公庫融資対象)
- 住宅内LAN(=local area network)の設置→ririsさんのページ・配線プラン/やっしさんのページ・図面を参考にしました。
予算と仕様から見て、最後まで残った二つのハウスメーカー
セルコホーム(内断熱2x6のカナダ産輸入住宅、29.5万円/坪〜、煉瓦オプションは1.2万円/m2)
他社のものも含めて、現場見学会や内覧会を何件も回ってみたが、中には高断熱・高気密を謳っていながら、計画換気をしていない2x4住宅(○不動産ホーム)などもあった。分譲建て売り住宅の仕様だったからかもしれないが、空気が悪かった。後から聞いたところによると、ここのものは、輸入住宅と言っても輸入資材を使っているだけなのだそうだ。坪単価で1.5〜2倍はするSハウスの現場を見て、さすがにその徹底ぶりには太刀打ちできないが、それと比べても、セルコのものは「安かろう、悪かろう」ではないと思う。
- pro: 無垢のフローリング、キッチン、PVCペアLow-Eガラスサッシなどが標準装備で、コストパフォーマンスが高い。
- pro: デザインが比較的良い。輸入住宅(風)と銘打ってあっても、アンバランスなスタイルのものが結構あるが、セルコのものはバランスがとれている。
- contra: ベーシックプランに沿った物でなく、フリープランになると2割増になる。
- contra: 2階トイレがオプション(20万円)である。
- contra: 煉瓦の選択肢が少ない。
- contra: 内断熱のため、(とりわけ冷房時の逆転結露による)壁内結露が心配。
- contra: 2x6(2x4)工法ゆえ、屋根をあげるのが最後になるので工事中の天候が心配。特に2階床にはツーバイガード(1階床材にだけ、あらかじめ施工されている)がつけられていないので、2階床をはった後、屋根が出来るまでに雨や雪が降った場合、グラスウールを用いた断熱材に水が入り込む危険性がある。
建築現場見学会でも質問してみると「二階の床を張ってから屋根が出来るまで数日しかかからないし、天気予報をみながらやっているので大丈夫だ」と口を揃えて言うのだが、一生に一回の買い物だけに、やはり心配は残る。
- contra: 土台部分に防蟻処理されたスプルス材を用いている。シロアリのつきにくいヒバやひのきなどのオプションがあればそうしたいのだが、施工例は無いらしい。
- Fazit: 湿気防止と、土台や床下の状態の確認や、2〜3年(シロアリ対策の薬剤がもつのはその位らしい)ごとの防蟻再処理工事がより容易になるように、(パネルアップをしたこともあり、北側斜線の関係で少ししか上げられなかったが)高基礎にしてもらうことにした。これでパネルヒーターのパイプの液漏れの有無も確認しやすくなる。
イザットハウス(外断熱の先駆的存在、在来軸組工法、総煉瓦、ステンレス屋根標準装備で42.8万円/坪〜)
- pro: 外断熱のため壁内結露の心配がいらない。
- pro: 在来工法のため、比較的自由な設計が出来る。フリープランでも割り増しになるということが無い。
- pro: 土台にひばやひのきを使っているのでシロアリの心配が少ない。
- contra: デザインが洗練されていない。
- contra: 残念ながら当地での施工例・実績がまだ極めて少ない。
- contra: 事例の少なさや事務所規模の関係か、図面やプランの作成などに比較的に時間がかかる(もっともこの短所については、今後施工例が増えていくことによって解消されていくだろう)。
- Fazit: 建物全体を断熱材で包むので蓄熱性がより高く、壁内結露の心配が不要な外断熱と総煉瓦標準装備に最後まで魅かれたが、現時点で建てる分にはまだ工務店の実績が無さ過ぎるという結論に至った。この計画が来年に持ち上がっていて、もしその時点で実績が既に上がっていたら、こちらを選んでいたに違いない。
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