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2001年5月前半の日記

(二階パネル組み立て〜足場組〜屋根組〜屋根張り〜電設工事〜中間立ち会い)

使用の変更・追加:LAN工事時CD管採用

5月1日(火)

  • 今日はメーデー。労働者の祝日だがフレーミング作業は続く。天気がはっきりしないのが、ちょっと不安である。

  • ちょうど昼時に通りかかって写真をとっていたら、フレーマーの親方と話すことができた。既に日頃から挨拶は交わしていたのだが、お話しするのは初めてだった。HPをもっておられるセルコユーザーの石川純也さんのところも担当した方で、セルコのフレーマーとしては、最古参に属するそうである。元々は在来工法を手がけていた方だそうだが、セルコの請負をやることになってからは2x4(2x6)一本槍で、最近は全国展開の関係で、各地のフランチャイズで指導や研修もやっているそうだ。人手が足りなくて、関西までフレーミングにでかけることもあるという。時には施主からのご指名がかかることもあるそうだ。
  • この際、気になっていたことを色々聞き出すことにした。素人の質問に大変丁寧に答えてくれるのが嬉しい。フレーミングは、クレーン作業員の他は二人でやってしまうのが一番効率がいいことや、他のハウスメーカーの事情との比較など、職人気質の話が大変面白かった。
  • ご自宅は4年前にセルコで建てられたそうだが、その後、受注数が増えて、セルコが入れている部材のグレードや質自体も随分良くなってきていて、本当は今が建て時だったのに、と思うこともあるそうだ。
  • 天気に関しては、断熱材自体をぬらさないようにしているので(職人の目からは)大丈夫だ、とは思っていても、梅雨時などは、やはり心配している施主を見ていると、可哀想になってくることがあるという。

5月2日(水)

  • 連休前の作業が続く。サッシのはめ込みと二階屋根組までがフレーマーの仕事だそうだ。

  • 霧雨のようなものが降ったり止んだりする中で、写真でも分かるように、養生のためのブルーシートが屋根部分にかけられる。どしゃぶりでないかぎりは、これで大丈夫だろう。対策はきちんと専門家にまかせておけば良いのだが、梅雨時にフレーミング作業があたる人の気持ちは、もっと複雑になるのだろう。
  • フレーミング作業は一段落で、連休明けの作業に備えて、足場が組まれていた。せっかくだから、明日、もし天気が良ければ、上ってみることにする。

5月3日(木)

  • 朝から霧雨が降り続く。雨量は少ないが、東北自動車道を見下ろす崖の上に現場があるため、風が心配だ。まだ屋根がないため2階の床が心配なので上ってみると、案の定、風で窓に貼ってあったシートが所々はがれていて、雨が吹き込んでいるところがあった。しかし、幸運なことに2階床面にもツーバイガードが貼ってあったせいで、部材の濡れは最小限にとどまっていた。
  • 普通ツーバイガードは一階の床だけに施されるだけだと聞いていたのだが、連休をはさんでの作業になることが分かっていたからか、或いは、施主が天気の心配を連発していたので監督が配慮してくれたのかもしれない。めくれていたテープを止め直して、ひとまず安心する。

二階床にも施されていたツーバイガード。赤いテープとその右側あたりに水が少しだけたまっているのが写真で分かるだろうか。↑

5月4日(金)

  • 天気は良好。昨晩の風でめくれていた開口部のシートを数カ所止め直す。天井はブルーシートで覆ってあるのだが、水たまりになると継ぎ目から雨漏りしてしまう。作業開始までに一雨来ないことを祈る。

5月7日(月)

  • 連休が開けて工事再開。天気予報では曇りのち雨だが、なんとか持ちこたえる。たちまち屋根の骨組みができあがる。

  • 二階床のツーバイガードや開口部のシート貼りは、連休で休みが入るため今回特別に養生を施したもので、普通はやらないことを現場責任者から聞く。
  • 一階の天井根太を接合金物で受けている接合部。

5月8日(火)

  • 屋根の根太が張り終わり、屋根の養生がなされ、サッシが次々とはめこまれる。

  • 中間立ち会い寸前の打ち合わせで、配電図の最終点検と、監理を依頼したLAN工事・暗証キー付き電子錠組み込み工事の打ち合わせをする。両方とも地元ではケースとして珍しいというだけに不安だったが、なんとか見通しが付き、ひと安心する。

5月9日(水)

  • ホームページのカウンターが6500を越える。このページは昨年暮れの12月8日に始まったので、ちょうど5ヶ月で6500アクセス、1ヶ月で1300、1日延べ平均約40人の方がこのページを訪れてくれている計算になる。一見さんだけではこんなペースにはならないはずだ。徒然なるままに書き連ねているに過ぎないのに、常連の方々がいて下さるのはとても嬉しい。もし、ご自分で家を造られる際の何かの参考にしていただけたら、この上もない光栄である。
  • 仕事の合間を縫って、区役所に、下水のマンホールの不具合についての苦情を言い、対策をしてもらうよう談判しに行く。ガードレールが切ってあって、歩道に車が入れるようになっているのだが、マンホール工事が後からしてあって、マンホールのふたが盛り上がっている形になっているため、車を入れると下を擦ってしまうのだ。窓口のI氏は、うち(区役所)にとっては支障が無いので、改善工事が出来ないという。しかし、自分で改善のための土木工事をやったら100万は越えてしまう、勿論うちの責任ではないので、何とかして貰わねば困る。
  • 歩道工事申請認可の条件となる工事の仕様を見せてもらう。それによれば、上がり口のところが5センチ以下で、最初の傾斜がおおよそ10%以下ということになっている。うちの場合は、明らかに傾斜が20%を越えているので、どうして仕様に反することになるような工事を認めたのか、いつ誰がやったのか、管理及び監理の責任がどこにあるのかを問いただす。調査の結果は21日に出るという。

  • 夕方の深い霧の中、仕事帰りに現場に行くと、屋根に板が張られ、瓦が積まれているのを発見。いよいよ明日から瓦が葺かれるのだろう。サッシは一つを除いて全てはめこまれていた。多分、一つは足場から出入りするためにあえてそのままにしてあるのだろう。

5月10日(木)

  • 瓦を葺く段階になって、建物のほぼ全容が視認できるようになった。
  • フレーマーの話によれば、寄せ棟の方が安定しているし、良いと言うことでもあったのだが、切り妻屋根にしたほうが良かったかな、という気持ちが長い間あった。でもこの姿を実際に見て、それが吹っ切れた。寄せ棟も悪くない。

  • 水準器を使ってマンホールの面がどのくらいの傾斜になっているか、調べて貰ったら、傾斜は25%であった。明らかに仕様に反している。工事した者とそれを許可した者の責任をとってもらわねばならない。下水道管理事務所に電話して事情を話し、善処を求める。もしそれが事実であれば下げる工事をすることになる、という返答をS氏からもらう。とりあえず事実確認後、どうなるのかを知らせて貰うことで落ち着く。

5月11日(金)

  • 数社が一度に入って電気関係の工事をする。LAN用のオレンジ色のCD管が、情報分電盤を置く二階ホールから各部屋に張り巡らされる。

  • 左の写真は、電源用と地上波とBS用の配線だけなのでオレンジ色のCD管が通っていない。右の写真で、三つ並んでいるコンセントボックスは、左から電源、LAN、BS/TVである。横にはこれから装填される断熱材が積まれている。

  • いよいよ、建物全体を包む養生シートが張られる。次に全容を眺めることが出来るのは、仕上げの頃だ。

中間立ち会いが月曜日に決まる。

5月12日(土)

  • 吸気口、排気パイプ、排気モーターなどが組み込まれる。
  • 床下から光が洩れているので、覗いてみたら、床下での作業中だった。パネルヒーターの配管を床に穴を開けてしたから出す工事らしい。

5月13日(日)

  • 断熱材が装填され、部分的に防湿シートが貼られる。下の写真は南西角部屋の勾配天井。
  • 寄せ棟で勾配天井にするのは珍しいそうだ。将来子どもたちを追い出した後には、眺めのいいこの部屋を主寝室に使おうと思っている。少しでも広々とした感じを出したかったので、輸入部材発注寸前に勾配天井にしたのだった。

  • 二階ホールの情報配電盤が取り付けられるところと、将来的にサーバーを置こうと思っている二階ホールのコンセント群。五つもならんでいるが、NTT-MEの三連コンセントを使えば、三つだけで更にはBS/TV用のソケットも入ってしまう。うちの場合は、部屋数が多いのと部屋によってコンセントの構成が違うので見送ったが、全ての部屋でBS/TV/Analog/ISDN/CAT5を入れる予定の方は、NTT-MEの統合ケーブルと三連コンセントを使った方が安上がりだし綺麗に上がるのでおすすめである。

  • コンセント用の気密パッキン。外壁側のスイッチ/コンセントボックスには全て使用するということだった。

5月14日(月)

  • 現場担当と営業担当と一緒に中間立ち会いをする。予定よりも4日ほど遅れたが、その後の工程は、なんとかなるだろうということだった。
  • 部屋の間取りや開口部の位置、ソケットやスイッチ、照明や電源の位置を、図面をみながら一つ一つ確認していく。図面上では気がつかなかったような勾配天井の照明の位置の微妙な調整や二階ホールのスイッチ類と階段の手すりの位置の兼ね合い、更には、トイレのペーパーホルダーの位置の変更や、吸入口の移動等々、細かい調整が幾つか必要だった。見落としが無かったことを祈る。
  • 立ち会いをする横で、断熱材の充填作業が続いていた。夜、お茶のセットをとりにいこうと9時前に現場に向かったが、まだ電気がついて作業が続いていた。邪魔をしてはいけないので、明日の朝、早く交換しにいくことにする。

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